こんにちは。漢方ラバーです。
「漢方」というワードは、みなさんご存知のことと思いますが、その先の知識を得たいと思った時に、まずどうすれば良いのか、悩むのではないかと思います。
今日はその勉強方法について、ご紹介したいと思います。
まずは大型書店へ行こう
健康系カテゴリーの書籍をチェック
まずは一般向けに書かれた本を読んでみましょう。
「漢方」「漢方薬」「東洋医学」「中医学」・・・いろいろなワードがあることに気付くと思います。そのワードの厳密は違いは一旦置いておいて、取っ付きやすそうな本を読んでみることをおすすめします。
料理に興味のある方は、「薬膳」から入っていくのも有りかと思います。
薬膳の本であっても、たいていその基礎となる考え方の説明が書かれています。その基礎となる考え方は中国哲学に由来する物なので、本のタイトルが「漢方」であっても「東洋医学」であっても「薬膳」であっても、大筋は同じと思っていただいて大丈夫です。
専門用語がいっぱい出てくる
漢方を理解する上で、必ず必要となってくるのが中国哲学なのですが、この部分でかなり聞き馴染みのない専門用語が出てきます。
具体的には「陰陽五行」や「整体観念」や「気血水(津液)」などでしょうか。
養生を生活に取り入れることが目的ならば、この辺りの知識は飛ばしても問題ないかと思いますが、やはり知っていた方が断然面白いし養生もうまくいくでしょう。
この基礎的な考え方については、書籍の著者の方々があらゆる方法で分かりやすく説明されていますので、「この本では理解できなかったけど、こちらの本では理解できた」ということが多々あります。別の本を試してみるのもひとつかもしれません。
健康系カテゴリーの書籍を読んだ後
さらに深めたいと思う場合、書店の医薬系カテゴリーにある書籍を読んでみると良いでしょう。一気に内容が専門的になります。
資格にチャレンジしてみよう
専門的な書籍にステップアップする前に、資格にチャレンジするのもおすすめです。
ここで「漢方 資格」と検索すると、様々な資格が出てくるかと思います。
資格ビジネスという言葉もあるくらいなので、当然のことながら、よく分からない団体が行なっている資格はおすすめしません。
自分自身の知識の定着具合を確認するという意味であれば、薬日本堂が協力・監修し、一般社団法人日本漢方養生学協会が主催する「薬膳・漢方検定」がおすすめです。わたくし漢方ラバーも10年ほど前に受験しました。テキストと受験料を合わせても8000円程度です。
テキスト自体、基本的なことが綺麗にまとまっており、今でもそのテキストは自宅に保管してあります。
検定に関しては、こちらのサイトでご確認ください。
講座を受講してみよう
書籍による独学でモチベーションが保てなくなった時は、講座を受講してみることをおすすめします。
書籍で理解が進まない場合も講座の受講はおすすめです。
「漢方 講座」と検索すると様々な団体が行う講座が出てくるかと思いますが、ここでも資格と同様、よく分からない団体の講座は避けた方が賢明でしょう。
私が個人的におすすめするのは、「薬日本堂漢方スクール」です。
(※念のために書いておきますが、私自身は「薬日本堂」の回し者ではないです。実際受講してみて良かったのでおすすめしています。)
1dayセミナーも開催されています。以前は対面授業だけだったのですが、コロナ禍を経て、現在は全国どこからでもオンライン受講できます(中には対面のみの講座もあります)。
私は1dayセミナーを10講座ほどと、漢方養生指導士ベーシック講座を受講しました。
いずれの講師の方も親切丁寧に、分かりやすく教えてくださり、特にベーシックの講座は、書籍で独学していたことがより定着し、自分自身の身についた感覚がありました。
講座に関しては、こちらのサイトでご確認ください。
実生活に取り入れてみよう
漢方を学ぶ醍醐味は、やはりそれを生活に取り入れて、より健康的な生活を送ることだと思います。
学んだことは実践していきましょう。
家の薬箱の中身が変わってきたり、ちょっとした不調で悩まなくなったり、そもそも不調を感じる頻度が減ってきませんか?
漢方に関しては、資格を取ったとしてもそれを仕事に結びつけるのは難しいです。
唯一「国際中医専門員(国際中医師)」は、例えば漢方薬局に従事する場合に、勉強した証として名乗れる資格かなという印象はあります。
漢方を学ぶことで得られる効果は無限大。ぜひ、自分自身や大切な家族のために勉強し、生活に取り入れていきましょう!