【台湾旅行】中医診療で漢方購入!お値段は?

旅行

先日、コロナ明け初の海外旅行に行ってまいりました。

行き先は台湾。コロナ禍で興味を持った中医学。その実体験をすべく、台北中心部にある迪化街に足を踏み入れるのでした。

迪化街とは

迪化街(てきかがい)は台北駅の北西側にある街。

漢方薬や乾物、ドライフルーツなどの問屋が多く並び、一方で、おしゃれな雑貨屋やカフェも並ぶエリアです。新年のイベント前などは、多くの台湾人が買い物に訪れるそうで、街は非常に混雑するのだとか。

(この日は、時間帯も早かったため、人は少なかったです)

生元徳中医診所・生元薬行

中医診療の病院を日本語で検索すると、まず出てくるのがこちらの「生元徳中医診所」と「生元薬行」。

今回、初体験でしたので、迷わずこちらにお世話になろうと思いました。決め手は、日本語通訳の方が付いてくれるという点。

診療所と薬局は徒歩1分もかからない距離にあります。

診察から薬購入までの流れ

予約する

念の為、予約をお勧めします。(私は現地の友人に予約してもらいました)

朝9時に予約をしたのですが、他に一人しか患者さんはおらず、結果的にですが、予約なしでも診てもらえたように思います。

中医診所で診察

予約時間の9時前に現地に到着したので、まずは8時半から開いている生元薬行に行ってみました。

9時からの予約であることを伝え、待たせてもらうことに。通訳の方がすでに待機してくれており、9時少し前にその方の案内で診療所に向かいました。

診察前に300台湾ドルを支払います。

問診票に、名前、生年月日、既婚か未婚か、子供の数、年齢、電話番号を書き、診察室へ。

診察室は2つあり、2人の中医師で回しているようでした。

診察では、まず治したい症状を伝えました。併用薬、生理の状況(経血の塊はあるか、色はどんな色か、何日続くか、最終月経日)を聞かれ、順に答えました。その後、脈診、舌診、むくみチェック(足首を触れる)。全て、日本語通訳してくださります。医療通訳の訓練を受けている方なので、安心です。

その後、サラサラと処方箋を書いてくれました。

食生活で気をつけた方が良いことなども教えてくれました。

薬局で薬を購入

診察を終えた後は、処方箋を持って薬局に戻ります。

薬局内部です。生薬の匂いが心地よい空間。

処方箋を渡し、まずは薬代を計算してくれます。その値段を聞き、購入するか最終判断をします。(高すぎてちょっと、、という場合は、この段階で購入しないということでもOK)

こちらが購入の意思を伝えたのち、薬の調合が始まります。

日本では、漢方薬といえばエキス剤を想像する方が多いかと思うのですが、ここでは生薬の粉末です(これが飲みにくくて・・涙)。

1日3回、1回2匙(山盛り)という指示です。山盛り具合が曖昧ですが、こちらの量で2週間分。生薬というのは、物によって値段が様々なので、参考になるかわかりませんが、私の場合5000円程度でした。

処方箋は持ち帰ることができ、日本からも注文できるとのことでした。

中医学のすすめ

台湾に行く予定がある、かつ、漢方薬に興味がある。そういう方には、この中医診療体験は強くおすすめしたいです。診察だけなら300台湾ドルですので、日本円で1350円程度の負担で体験できます。

中医学の良いところは、西洋医学では病気として扱われない部分の不調にも対応できるところかと思います。例えば、疲れやすい、食欲不振、などなど。

西洋薬で治療している場合でも、適切な漢方薬を併用することで、より良い治療効果を発揮できると思われます。

漢方薬は、体に優しく、副作用がないといったイメージがあるかと思いますが、薬は薬です。きちんとした知識を持った人から購入したいですよね。

日本にもたくさんの漢方薬局があります。信頼できる薬店、信頼できる相談員に出会えれば、ちょっとした不調があった場合でも安心して毎日を過ごせるのではないでしょうか。

近年は、東洋医学(中医学)、漢方などの書籍も数多く出版されています。まずはそういった書籍から知識を得ることを強くおすすめします。

最後話が脱線しましたが、少しでも漢方に興味がある方は、ぜひ台湾で中医診療体験してみてくださいね!

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